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作品詳細

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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM000895
作品No.
刀剣56
画像No.
6035-0
 
 
作品名
短刀 銘 吉光 名物 庖丁藤四郎 全身・表
 
 
作家名
粟田口吉光
作家名欧文
Awataguchi Yoshimitsu
 
 
年代
鎌倉時代
制作年
13世紀
寸法
身長21.8 茎長8.5
 
 
所蔵先
徳川美術館
画像データ
18.5MB
解説
【大谷吉継・徳川家康・徳川秀忠所持】/この短刀を庖丁と呼ぶのは、特に身幅が広く、形が庖丁に似るところに因る。『享保名物帳』焼失之部にある「庖丁藤四郎」と本作とは、同一説と別物説とがあったが、「駿府御分物 刀剣元帳」の出現によって、はっきりと別物であると判明した。なお本作は、尾張家本『駿府御分物御道具帳』に「刑部少輔」とあり、関ヶ原合戦時に小早川秀秋の裏切りを警戒して松尾山麓に布陣して討死した、石田三成の盟友・大谷吉継ガ所持していた短刀と分かる。
(作風)平造り・庵棟、表裏角止めの刀樋に連樋がある。連樋は砥ぎ減ってわずかに残る。寸詰まり重ね薄く身幅広し。鍛えは小板目つんで地沸つく。裏元にフクレ破れがある。葉文は直刃に小乱れ交じり、刃ぶち細かに沸て匂い深く小足入る。鋩子は小丸に返り小沸つく。茎少し磨上げ、もとの鑢目右手下がり、目釘孔3つ。銘は「吉光」と大振りに切る。
(伝来)大谷吉継-徳川家康-尾張徳川家初代義直-尾張徳川家