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作品詳細

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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM000894
作品No.
刀剣25
画像No.
5955-0
 
 
作品名
太刀 銘 備前国長船住守家 名物 兵庫守家 茎部分・表
 
 
作家名
守家
 
 
年代
鎌倉時代
制作年
13世紀
寸法
身長72.4 反2.7 茎長21.5
 
 
所蔵先
徳川美術館
画像データ
13.7MB
解説
【丸毛兵庫・徳川家康所持(駿府御分物)】/守家は備前畠田を代表する刀工。その作風は長船の光忠や、その子長光に共通する点が多い。この太刀は地刃ともに健全で、銘文を珍しく「長船住」と切った守家の傑作である。「兵庫」とは斎藤龍興と信長に仕えた丸毛兵庫頭長照の愛刀であったことに由来する。長照の子親吉は、関ヶ原合戦で石田三成に味方したため、敗戦後高野山に逃れ、名を丸毛道甫と改め、後に加賀前田家三代利常に仕えた。家康の遺産「駿府御分物」として尾張徳川家初代義直に伝えられた。
(作風)鎬造り、庵棟、腰反り高く肉置き豊かで、小切先猪首心になる。鍛えは小板目つんで強く乱れ映り立つ。刃文は丁子乱れに蛙子まじり、匂い足盛んに入り華やかな出来である。鋩子は乱込み焼詰め心に僅かに返る。棟に地荒れがある。中心は磨上げ、先刃上り栗尻、元鑢目切り、棟平、目釘孔2つ。銘は鎬地に「備前国長船住守家」と切りつける。
(伝来)丸毛長照-徳川家康-尾張徳川家初代義直-尾張徳川家