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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM000875
作品No.
刀剣51
画像No.
44274-0
作品名
短刀 銘 正宗 名物 不動正宗 表部分
作家名
正宗
作家名欧文
Masamune
年代
鎌倉時代
制作年
14世紀
寸法
身長24.8 茎長10.6
所蔵先
徳川美術館
画像データ
2.1MB
解説
【豊臣秀次・徳川家康・前田利家・徳川義直所持】/現在伝世する正宗の作品のうち在銘品は極めて少ない。その中で正宗銘の研究に欠くことのできない代表的な銘が、この不動正宗の銘である。地刃ともに正宗の所伝を具えた名品で、不動の彫物は本阿弥光二(光悦の父)の好みにより、野間玄琢の祖父が彫ったと伝えられる。『享保名物帳』には、豊臣秀次-徳川家康-前田利家-前田利常-徳川家康-尾張徳川家初代義直へ伝来したとあるが、寛永2年(1625)、2代将軍秀忠より義直が拝領した刀である。
(作風)平造り、真の棟、表は櫃内に滝不動、裏は護摩箸の彫がある。鍛えは小板目つみ地沸よくつき、地景入り、湯走りかかる。刃文はのたれ乱れ、互の目心に尖り刃が交り、匂い深く小沸よくつき砂流しがかる。金筋からみ表裏ともフクラより上は強くはける。鋩子は乱れ込み尖り心僅かに沸つく。中心生ぶ、鑢目は右手下がり、先剣形。目釘孔1つ。銘は「正宗」と二字大振りに切りつけてある。
(伝来)豊臣秀次-徳川家康-加賀前田毛初代利家-(加賀前田家)-加賀前田家3代利常-徳川家康-2代将軍徳川秀忠-尾張徳川家初代義直-尾張徳川家