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作品詳細

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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM000867
作品No.
刀剣70
画像No.
44295-0
 
 
作品名
短刀 無銘 正宗 名物 庖丁正宗 表樋部分
 
 
作家名
正宗(伝)
 
 
年代
鎌倉時代
制作年
14世紀
寸法
身長23.9 茎長9.4
 
 
所蔵先
徳川美術館
画像データ
2.6MB
解説
【徳川家康所持(駿府御分物)】/家康の遺品「駿府御分物」として、尾張徳川家初代義直に伝えられた短刀。庖丁正宗と称される名物の短刀は、3口現存している。いずれも鍛えおよび焼刃は同一人の手法であり、作行きも伯仲している。本作は、剣を透し彫りにし、鍬形を陰彫りとした、極めて珍しい彫刻が施されており、大模様で姿もよく、地・刃ともに健全である。『駿府御分物刀剣元帳』の「中之御脇指の部」には、「ほりぬき正宗」と記載されている。また『享保名物帳』には「尾張之天主(守)より出る」とあり、これは一時期天守に納められていた故に記されたと思われる。
(作風)平造り・庵棟、身幅広く重ねは極めて薄い姿。鍬形と素剣の透かし彫りがある。鍛えは小板目つみ、地沸が厚く地景入り湯走りかかる。棟寄りは柾がかる。刃文は湾れでやや大模様の耳型乱れが交じり、刃中よく沸て砂流しかかる。鋩子は乱れ込み、先沸て火焔心に返る。茎は生ぶ、先剣形。鑢目は右手下り。目釘孔1つ。