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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM000865
作品No.
刀剣49
画像No.
44290-0
作品名
短刀 無銘 正宗 名物 一庵正宗 表
作家名
正宗(伝)
年代
鎌倉時代
制作年
14世紀
寸法
身長24.5 茎長9.4
所蔵先
徳川美術館
画像データ
2.7MB
解説
【徳川綱吉遺品・徳川吉通(尾張家4代)拝領 】/『享保名物帳』によれば、豊臣秀吉の弟・大和大納言秀長の家臣・一庵法印良慶が所持した短刀とされる。一庵は、天正19年(1591)正月、秀長が病歿したあとわずか13歳の養子秀保を補佐して大和・紀伊の両国を治めた。『本阿弥光温押形』によれば、秀吉より信州伊那郡飯田城主・京極修理高知が拝領したという。秀吉には一庵が献上したのであろう。その後京極家から徳川将軍家に献上したとみえ、元和9年(1623)6月、3代将軍家光が上洛の途中、彦根城に立ち寄った際、城主井伊直孝に与えた。以後、井伊家に秘蔵されていたが、直孝の孫直該が元禄14年(1701)3月に隠居した際、5代将軍綱吉へ献上し、宝永6年(1709)6月30日、綱吉の遺物として尾張徳川家4代吉通が拝領した。
(作風)平造り・真の棟、身幅がやや狭い。鍛えは板目つみ、地沸よくつき冴える。刃文は下部は小乱れ、中程より上は互の目乱れ二重刃がかり、刃中よく沸えて匂い深く砂流し・金筋かかる。鋩子は乱れ込み尖り心に掃ける。茎は生ぶ、先浅い栗尻。鑢目は右手下がり。目釘孔3つ。
(伝来)一庵法印良慶-豊臣秀吉-京極高知-(徳川将軍家)-3代将軍徳川家光-井伊家2代直孝-(彦根井伊家)-井伊家4代直該(直興)-5代将軍徳川綱吉-尾張徳川家4代吉通-尾張徳川家