画像提供元
作家/制作者
作品名/資料名
クリア
閉じる

作品詳細

クレジット表記
徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
ご利用上の注意
ご利用内容により、画像提供元(美術館・博物館等)から事前に許可を得ねばならない場合があります。
コレクションNo.
TAM000860
作品No.
刀剣61
画像No.
44311-0
 
 
作品名
脇指 無銘 貞宗 名物 物吉貞宗 表樋部分
 
 
作家名
貞宗作(伝)
 
 
年代
南北朝時代
制作年
14世紀
寸法
身長33.0 反0.6 茎長8.8
 
 
所蔵先
徳川美術館
画像データ
2.5MB
解説
【徳川家康・徳川義直(尾張家初代)所持】/尾張徳川家で最も重要な刀剣として伝来した徳川家康の愛刀。家康がこの脇指を帯びて出陣すると必ず勝利した故事から「物吉」と名付けられた。家康の薨去後、尾張徳川家初代義直の母・相応院お亀の方は、「駿府御分物」とは異なる手順でこの脇指が義直に譲られるよう力を尽くした。銘はないが作振りから著名な鎌倉鍛冶・正宗の子とも養子とも伝えられる貞宗の作と極められている。
(作風)平造り・真の棟、浅い先反り、表裏に鍬形と剣、蓮花に梵字の彫りがある。鍛えは小板目つみ、地沸よくつき冴える。地景入り湯走りがかる。刃文はのたれに乱れ交じり、小沸よくつき、砂流しがかり金筋交じって働きがある。鋩子は表乱れ込み尖り心にわずかに返る。裏は同じように掃けて返る。茎は生ぶ。棟平、先浅い剣形。鑢目は右手下がり。目釘孔2つ。一つは鉛で埋める。銘は無い。