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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM000837
作品No.
銃砲30
画像No.
31814
作品名
火縄銃 十匁筒 銘 完栗刃張 明暦三年酉正月吉日 国友甚兵衛重当作
作品名欧文
国友甚兵衛重当
作家名
国友甚兵衛重当
制作年
1657年(明暦3年)
寸法
全長100.5 筒長69.8 口径1.9
所蔵先
徳川美術館
画像データ
9.9MB
解説
尾張徳川家伝来の火縄銃。通常の火縄銃よりやや大型で、十匁玉(径約1.83センチ)を発射する。作者の国友甚兵衛重当は、尾張の鉄砲鍛冶。明暦3年(1657)の年記があるため、重当の活躍時期を知る指標となる銃である。火縄銃は、大きく分けて弾を込める銃身(筒)、銃身を支える銃床(台)、発射装置である機関部(カラクリ)部位にわかれる。銃身の元口は、火薬の発火に耐えるため、ネジ式の尾栓の装着が必要となるが、伝来当初の日本にはネジ製作技術が無かったため、鉄砲鍛冶はこの製作に苦慮した。銃身の多くは鉄製で、銃床は樫などの堅い材で製作される。機関部は弾金(はじきがね)と呼ばれるバネが外からみえる「外カラクリ」と、見えない「内カラクリ」に大別される。いずれにも火縄を保持する火挟が付く。