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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM000700
作品No.
巻物101-1
画像No.
48048-0
作品名
大礼之図 第一巻 獅子・鳳凰図部分
年代
江戸時代
制作年
17世紀
材質・形状
紙本著色
寸法
縦30.3 横191.3
所蔵先
徳川美術館
画像データ
7.9MB
解説
大礼すなわち天皇の御即位式において、内裏紫宸殿を飾る旗や器物を描く絵巻の模本。全三巻のうち第一巻は「大礼御装束之図」とし、紫宸殿の南軒に張りまわされる獣形帽額や香納箱・香炉を写す。獣形帽額とは、長さ10間幅5尺の長大な幕で、本来刺繍で作られのち織物となった。麒麟・唐獅子・鳳凰に加え、虎や豹に似る獣が登場する。第二巻は、日像・月像・四神旗など、紫宸殿の庭に立てられる旗を写す。四神とは、東を守る青龍・南の朱雀・西の白虎・北の玄武で都の四方に配される。
巻末の落款や識語から、のちの台覧のために調進された狩野種信による絵巻を、何者かが写した図と知られる。種信を名乗る画家は芝愛宕下初代狩野即譽種信(1665~歿年未詳)など複数おり、確定できない。模写年代や徳川家に所蔵された経過も不明であるが、古物考証・模写に熱心であった9代藩主宗睦の代かと考えられる。
注釈
6×12