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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM000693
作品No.
盆26
画像No.
16109-0
作品名
唐花鳳凰文堆黒盆 見込み
年代
中国・南宋時代
制作年
12-13世紀
寸法
高3.6 縦20.1 横37.4
所蔵先
徳川美術館
画像データ
14.1MB
解説
彫漆の意匠の中で、花卉の上に鳥が二羽対向する「双鳥図」は代表的意匠である。鳳凰の間に開花した五輪の牡丹が横向きにあらわされ、中央から放射状に唐草が伸びる。単純な黒漆の彫漆に見えるが、下から朱・黄・黒・朱・茶色の多色積層がある。この盆は南宋時代の双鳥図彫漆の最古例の一つである。漆の層は薄く、彫りは垂直で古様である。後の元や明時代にはさらに花鳥の表現は立体的、写実的に発展した。中国本土には、同種の伝世作例が皆無で、尾張徳川家伝世のこの盆は、中国漆器の最古作品の一つとして世界的に見ても希少な作例である。箱書には「珪璋長御盆 一枚」とある。「珪璋」とは、『君台観左右帳記』はじめ室町時代に彫漆の種類を指す語として用いられた日本での呼称である。鎌倉時代以降、輸入された「唐物」に、日本独自の分類名称が与えられて賞玩された証しでもある。