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作品詳細

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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM000629
作品No.
掛物2418
画像No.
34156-2
 
 
作品名
和泉式部続集切
 
 
作家名
藤原行成(伝)
作家名欧文
Fujiwara Kouzei
 
 
年代
平安時代
制作年
11世紀
材質・形状
紙本彩牋墨書
寸法
縦20.3 横12.8
 
 
所蔵先
徳川美術館
画像データ
14.1MB
解説
和泉式部(生歿年未詳)の家集の断簡。現存の『和泉式部集』には、正集・続集・宸翰本・松井本・雑集本の五系統が知られているが、それぞれの成立事情は異なっている。また正集は続集に対する呼称であって、かならずしも成立順を示してはいない。伝藤原行成筆『和泉式部続集切』は、上巻と下巻で書風が二つに分かれている。本品は上巻の断簡で、白の具引地に草花文様の空摺りがほどこされた舶載の料紙に円やかな小粒の文字で流麗に書写されている。これまで上巻は「和泉式部集切」「和泉式部正集切」と呼ばれていたが、これは間違いで、いずれも続集に属している。もとは綴葉装の冊子本であった。十一世紀末頃の筆とみられ、同集の最古写本として貴重である。岡谷家旧蔵

はかなしとまさしく見つるゆめのよにおどろか
でねるわれは人かは
ひたぶるにわかれし人のいかなればむねにと
まれる心地のみする
あさましのよはやまかはのうづなれや心ぼそ
くもおもほゆるかな
いづくにときみをしらねばおもひやるかた
なくものぞかなしかりける