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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM000620
作品No.
巻物62
画像No.
30943-0
作品名
小金ケ原鹿狩図(御立場左後見渡之景)
作家名
神谷養朔
制作年
1795年(寛政7)
材質・形状
紙本著色
寸法
縦27.3cm 長533.0cm
所蔵先
徳川美術館
画像データ
7.0MB
解説
寛政7年(1795)3月5日、11代将軍家斉が下総国小金ヶ原(現在の千葉県松戸市)で行った鹿狩の様子が7図にわたって描かれている。この鹿狩を描いた作品は数多くあることから、本図は模写本と考えられる。従来の狩野派の手法と異なり、空間の描き方や構図の取り方に、西洋画の陰影法や遠近法の影響がうかがえ興味深い。鹿狩とは、多くの勢子を動員して野生の猪や鹿を追い込み、槍や鉄炮を用いて仕留める狩のことである。農作物に害をえる獣の駆逐や将軍の遊猟が主たる目的であったが、幕府の権威を高め、幕臣達の士気を昂揚させることもねらいに含まれていた。神谷養朔(生年不詳~1824)は尾張藩御用絵師で、天明7年(1787)に抱えられ、18石3人扶持を得た。神谷養寿の子で、名は竹三郎、はじめ栄作と号し、後に了作、竜朔と号した。息子の晴真も後に御用絵師に抱えられた。