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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM000592
作品No.
巻物37-2
画像No.
24794-0
作品名
華洛四季遊戯図巻(9/9)
作家名
円山応挙/絵、高橋宗直/詞書
年代
江戸時代
制作年
18世紀
材質・形状
絹本著色
寸法
縦28.2 長561.2
指定
重要美術品
所蔵先
徳川美術館
画像データ
14.7MB
解説
京都の四季、春は嵐山の花見、夏は賀茂川の夕涼み、秋は盂蘭盆の踊、冬は師走の賑わいと京都の庶民生活になじみの深い情景を描いている。円山応挙は自然観察を重視し、平明で親しみやすい写生的な表現によって多くの人々の共感を得ていた画家である。本図にも日常生活の何げない場面を題材として、ほのぼのとした情感が表されている。絵の前の長文の詞書は、当時歌人として、また古典学者として著名な高橋若狭守宗直(1700~85)の筆になる。本図には草稿が二本(東京・個人蔵、デトロイト美術館蔵)が現存しており、デトロイト本の跋文に、本図は、九条家が尾張徳川家に贈ったこと、安永6年(1777)以前の製作になることが記されている。また、附属の目録により、外題が九条尚実(1716~87)の染筆になることが知られる。