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作品詳細

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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM000570
作品No.
菊折枝調度74
画像No.
19261-1
 
 
作品名
菊折枝蒔絵廻り香炉
 
 
年代
江戸時代
制作年
19世紀
寸法
総高24.0 香炉径9.6
 
 
所蔵先
徳川美術館
画像データ
12.3MB
解説
【俊恭院福君(尾張11代斉温夫人)所用】/菊折枝蒔絵調度は尾張徳川家11代斉温夫人の俊恭院福君が、天保7年(1836)の婚礼の際に携えてきた婚礼調度である。廻り香炉は三方に広がる蒔絵の台に球体の香炉が載せられ、緋の紐で固定されている。球体の香炉は、中心の火炉がどの様に転がっても龕燈返し(ジャイロスコープ)によって、火炉はたえず水平に保たれるように考案されている。回り香炉は銀製で、透かし彫りと肉彫りの金工技法によって、唐草文がびっしりと球体の外側に装飾されている。江戸時代には、数多くの婚礼調度が製作されたが、婚礼調度の一つとして現存している廻り香炉は、本品が唯一である。