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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM000563
作品No.
香木1082
画像No.
30423-2
作品名
香木 手鑑香 銘 蘭奢待(香合・包紙・銘札共)
材質・形状
伽羅
寸法
重0.4グラム
指定
十種名香
所蔵先
徳川美術館
画像データ
9.2MB
解説
【源頼政・太田道灌・東福門院和子所用】/数ある名香のなかでも古来より特に名高い香木が、正倉院に伝来した「蘭奢待」である。香銘のそれぞれの文字のなかに「東」「大」「寺」の文字が隠されており、「東大寺」と別称される。足利義政、織田信長ら権力者たちが、勅封の正倉院より入手した話は著名であり、また世にあるこの香木の伝来についても、さまざまな説が伝えられている。この「蘭奢待」は附属する由緒書により、源三位頼政より伝来し、太田道灌の手を経て、江戸時代初めには東福門院和子が所持し、のち香道志野流の家元蜂谷家の手鑑香であったのを、宝暦4年(1754)に志野流11世勝次郎豊光から尾張徳川家に献上された一材であることが知られる。