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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM000463
作品No.
調度1008他
画像No.
46345-1
作品名
橘唐草蒔絵お歯黒道具
年代
江戸時代
制作年
19世紀
寸法
-
所蔵先
徳川美術館
画像データ
12.5MB
解説
お歯黒をつけるための主な道具である。お歯黒は、鉄漿という鉄の水酸化溶液と、附子粉(五倍子粉・ふしのこ)をつけて歯を黒く染める。お歯黒をつける前に鉄漿を鉄漿沸に入れ加熱し、耳盥の上に渡した渡金の上で潼子に鉄漿を入れ、附子粉とを鉄漿筆で交互に歯につけ、黒く染める。附子粉はタンニンを主成分とし、鉄を媒剤として黒く発色する。タンニンは渋柿にも含まれている成分で非常に渋かったため、お歯黒をした後には、うがいが必要であった。お歯黒は、女性の貞節を示すとともに、虫歯や歯槽膿漏の予防となったとされる。
注釈
(鏡巣・鏡立・嗽茶碗・耳盥・輪台・渡金箱・歯黒箱・鉄漿沸・鉄漿筆)