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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM000204
作品No.
甲冑14
画像No.
3413-0
作品名
紅・白・花色・紺段威具足(正面)
年代
桃山時代
制作年
16世紀
寸法
-
所蔵先
徳川美術館
画像データ
12.0MB
解説
【徳川家康近侍着用】/徳川家康に近侍した武士が着用したとされる具足の一つ。家康の遺産として、尾張徳川家に譲られた際には、十六領が存在した。紅・白・花色・紺の華やかな糸で威し、五七桐紋があることから、かつては豊臣秀吉の影武者が着用したと、誤って伝承されていた。蒔絵を施し、裂は金襴を用いるなど、絢爛豪華な桃山文化を象徴する華麗な具足である。兜は黒漆塗十六間筋総覆輪阿古陀形の鉢に、毛引白紅段威の錣と三鍬形の前立がついている。吹返しには、黒漆塗五七桐蒔絵が施されている。胴は毛引白紅花色紺段威の二枚胴で、草摺りを紺・紅・花色の糸で威し、黒漆の裾板に各三個宛の五七桐蒔絵が、胸板には這龍の蒔絵が施されている。篭手は紺地金襴雲龍文の家地に毘沙門袖が仕付けられ、佩楯は篭手と同様の家地に黒漆塗の大板を菱綴りにし、大きく日の丸を左右に配している。