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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM000176
作品No.
屏風22
画像No.
F090494-0
作品名
本多平八郎姿絵屏風_右扇
年代
江戸時代
制作年
17世紀
材質・形状
紙本著色
寸法
縦72.2 横157.4
指定
重要文化財
所蔵先
徳川美術館
画像データ
11.4MB
解説
右扇・左扇で「文」のやりとりを共通のモチーフとするため、近世初期風俗画の画題の一つ「文使い」であるとみなされる。左扇の若衆は、黒地の小袖を着て片手に金扇を垂らす「かぶき者」特有のポーズをとる。襟元には下に着る萌黄の鹿子絞を引き合わせ、その下に紅・紺と対照的な色合いの着物を重ねる。腰には、白地に薄紅と紺を染めた細帯に、鞘の塗りや鐔の形が異なる大小を組み合わせて差し、印籠や小袋を下げる。鐔は菱形と十文字形の金鐔である。江戸時代後期の尾張徳川家道具帳に「本多平八姿絵」と記されており、右扇の葵紋散らしの小袖を着た女性を千姫とみて、若衆を彼女が再嫁した本多平八郎忠刻とみる伝称がすでに江戸時代にはあったことがわかる。