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作品詳細

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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM000163
作品No.
屏風5
画像No.
34107-0
 
 
作品名
遊楽図屏風(相応寺屏風)左隻(邸内二階双六遊場面)
 
 
年代
江戸時代
制作年
17世紀
材質・形状
紙本金地著色
寸法
縦126.1 横408.2
指定
重要文化財
 
 
所蔵先
徳川美術館
画像データ
16.6MB
解説
八曲一双の片隻には、能を興業中の小屋掛とその門前の茶屋や見せ物小屋、水辺における野外の宴など主として屋外の遊楽を描き、もう片隻には、数寄屋風の宏壮な二階建の邸宅(遊里)に繰り広げられる様々な遊興を中心に描き、蒸風呂の景や舟遊びなどを描き添えている。長い戦乱の世から解放され、平穏な日々を得た人々の悦びが画面に満ち溢れている。屋外の隻に描かれた雪が冠っている遠山を富士山とし、江戸の遊里を描いたとする説が提出されている。鮮烈な彩色と的確な人物描写によって見事に描いた、江戸時代初期の風俗画中の逸品である。「相応寺屏風」との通称は、明治44年まで相応寺に収蔵されていたことによる。相応寺は初代義直によって、母お亀の方(相応院・家康側室)の追福のため建立された。そのため、本図は相応院の遺愛品と唱えられ、寛永19年(歿年)以前の製作になる基準作ととらえられて来たが、最近この伝承は近年の附会であって、実は三代綱誠の十九男で35歳で死歿した松平通温(享保15年・1730歿)の遺愛品として、寺に納められた屏風と判明した。