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作品詳細

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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM000114
作品No.
茶碗2084
画像No.
43309-0
 
 
作品名
柿の蔕茶碗 銘 京極
 
 
年代
朝鮮王朝時代
制作年
16世紀
寸法
高6.7 口径14.1 高台径5.2
 
 
所蔵先
徳川美術館
画像データ
14.5MB
解説
【岡谷家寄贈】/「柿の蔕」は高麗茶碗の分類名称で、伏せた茶碗の姿、或いは高台の形が干し柿に似ているため名付けられたと言われている。本茶碗に見られる。腰高の器形や、鉄分の多い土と薄い釉掛かりは「柿の蔕」の特徴である。内箱蓋表の「京極」の墨書は佐久間真勝(寸松庵)の筆と古筆了伴が極めている。箱は内箱・外箱のほかに、益田鈍翁作成の箱が添っており、四方に西行の「心なき 身にもあはれは しられけり 鴫立つ沢の 秋の夕暮れ」の和歌が散らし書きされている。鈍翁作の箱の外箱蓋には森川如春庵が「柿のへた」(蓋表)「枝にのこりて秋しくれ」(蓋裏)と墨書しており、近代の茶人達もそれぞれにこの茶碗を鑑賞していた様子が窺える。「毘沙門堂」(畠山記念館蔵)・「大津」(藤田美術館蔵)とともに柿の蔕の天下三碗の一つ。平成11年に高松家より寄贈を受けた。