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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM000096
作品No.
茶碗10
画像No.
44488-0
作品名
油滴天目(星建盞)(高台)
年代
中国・南宋時代
制作年
13世紀
寸法
高7.1 口径12.1 高台径4.0
所蔵先
徳川美術館
画像データ
9.8MB
解説
抹茶による喫茶法を導入した鎌倉末期から室町時代には、建盞を大量に輸入した。その中から、一定の基準(特に釉の斑文の状態)により選択され、「曜変」「油滴」「禾目」「灰被」と称された。単なる茶碗としてでなく、宝物として扱われ高い値が付けられた。この茶碗の釉面には、大小さまざまの不整形な油滴斑が入り組み、流下している。斑点は淡い茶色に染まっている。高台内に「三上」の朱漆文字がある。尾張徳川家では、江戸時代よりこの種の油滴天目茶碗を「星建盞」と呼んでいる。おそらく、釉面に現れた油滴斑の状態を、夜空に輝く星に見立てて名付けたのであろう。