作品詳細

コレクションNo.

TAM000065

作品No.

盆石2

画像No.

43285-0

 

 

作品名

盆石　銘　夢の浮橋

 

 

年代

南北朝時代

制作年

１４世紀

寸法

高4.4　長29.1

指定

名物

 

 

所蔵先

徳川美術館

画像データ

12.1MB

解説

【伝後醍醐天皇所用】盆石中の王者として古来有名である。後醍醐天皇が笠置、吉野へ遷幸した際にも、常にこれを懐中にしていたと伝えられ、石底に朱漆で書かれた「夢の浮橋」の銘は、後醍醐帝宸筆と極められている。銘の「夢の浮橋」は、『源氏物語』の最後の巻である「夢の浮橋」にちなんでいるとみられる。石は中国江蘇省江寧山の霊石と伝えられ、底面は一見密着しているように見えながら、両端の極めて僅かな部分が接するのみで大部分は浮き上り、しかも安定感の強さを感じさせている。なお器には中国明時代の青銅器および鉄刀木の台が付属している。