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作品詳細

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徳川美術館所蔵 ©徳川美術館イメージアーカイブ/DNPartcom
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コレクションNo.
TAM000039
作品No.
巻物87
画像No.
32403-0
 
 
作品名
西行物語絵巻
 
 
年代
鎌倉時代
制作年
13世紀
材質・形状
紙本著色
寸法
縦29.1 長604.3
指定
重要文化財
 
 
所蔵先
徳川美術館
画像データ
16.4MB
解説
詠歌と漂泊の生涯を送った歌聖西行の叙情的な物語を描き出した絵巻で、当初は三巻あるいは四巻本の絵巻として製作されたと考えられる。尾張徳川家に伝来した本絵巻は、『西行物語』の冒頭部分にあたり、佐藤義清(西行)が友の死を契機に北面の武士を辞し、家族に別れを告げ、剃髪するところまでが収められ、詞三段・絵四段からなっている。精緻な建築描写と軽快な筆致で表された均整のとれた人物表現など、正統的な大和絵の伝統を受け継ぐ一方、側筆・直筆を自在に使いこなして樹幹の輪郭や洞を表す描法には新様がうかがえる。本巻は、江戸時代に藤原為家筆、絵を土佐光信筆あるいは土佐経隆筆として、三重の箱に入れ大切に伝えられた。