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作品詳細

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Photo : Kobe City Museum / DNPartcom
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コレクションNo.
KCM000082
作品No.
新南1958-004
画像No.
KCM000082
 
 
作品名
寒梅綬帯鳥図
 
 
作家名
宋紫石
 
 
分類
長崎系絵画
年代
江戸時代、18世紀後期
材質・形状
絹本著色
寸法
101.0×39.6
 
 
所蔵先
神戸市立博物館
画像データ
29.9MB
解説
これらの花鳥画の筆者・宋紫石(1715〜86)は江戸の人で、本名を楠本幸八郎という。長崎に遊学して熊斐に絵を学び、さらに、沈南蘋の弟子で、宝暦8年(1758)長崎に来た中国人画家・宋紫岩からも学んだ。宋紫石という名前は、この師の名にちなんだ画号である。二人の師匠から南蘋流の表現を学んで江戸に戻った紫石は、中国風の写実性と、瀟洒な筆致・構図を融合させた「唐画」で一世を風靡することになる。加えて、平賀源内を通じて洋学の世界にも接し、自身の画譜にヨンストン動物図譜を写した挿絵を描いたり、肉筆の作品でも洋風表現を指摘される作品がいくつかある。洋風の長崎派花鳥画とも言うべき秋田蘭画の成立や、若き司馬江漢を新しい絵画表現の世界に導いたのも、紫石の存在抜きでは考えられない。江戸のシノワズリーのみならず、洋風画のキーパーソンとしても重要な画家である。
注釈
名品100選 【名品2008】、1巻