作品詳細

コレクションNo.

KCM000070

作品No.

新2000-046

画像No.

KCM000070

 

 

作品名

近江の国の勇婦於兼

 

 

作家名

歌川国芳

作家名欧文

Utagawa Kuniyoshi

 

 

生没年

1797‐1861

 

 

分類

江戸の浮世版画・銅版画

年代

天保初期

材質・形状

紙本木版色摺

寸法

26.3×36.3

 

 

所蔵先

神戸市立博物館

画像データ

28.8MB

解説

近江国の遊女お金（兼）が暴れ馬の端綱を足駄でふみつけて鎮めたという『古今著聞集』に収録される中世の説話を題材にした作品。陰影表現を強調した洋風の背景と典型的な美人図として描かれたお兼の大胆な組合せが意表をつく。国芳の洋風版画の代表作のひとつ。『イソップ物語』の銅版挿絵「馬とライオン」を原図としていることは一目瞭然で、ライオンを女性におきかえる発想は国芳ならでは。版種は厳密には特定できていないが、ニューホフ著『東西海陸紀行』と同様に大浪旧蔵の『イソップ物語』が源泉となったことは間違いない。

注釈

1面