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Photo : Kobe City Museum / DNPartcom
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コレクションNo.
KCM000068X03
作品No.
新1992-184
画像No.
KCM000068X03
作品名
洛中洛外図
分類
南蛮美術
年代
江戸時代初期
材質・形状
紙本金地著色
寸法
152.5×351.2
所蔵先
神戸市立博物館
画像データ
30.7MB
解説
近世都市・京都のにぎわいぶりを主題とする。右隻中央を流れる鴨川に沿って、慶長17〜18年(1612〜13)に角倉了以の開いた高瀬川が描かれ、また左隻の二条城天守閣は寛永元年(1624)改築以前の位置にあることから、景観年代はほぼ元和年間となる。祇園祭のハイライト・山鉾巡行を描かず、神輿渡御の方をとりあげる点で異色の洛中洛外図。その行列中に南蛮人の扮装をした人物が混じっている。二条城天守閣を西北の隅に描くのは寛永元年(1624)以前の配置。この年から、後水尾天皇の行幸を迎えるための拡張工事が始まり、旧天守は取り払われ、2年後には西南の隅に新たな天守が完成している、また、城門を出る牛車は元和6年(1620)将軍秀忠の娘・徳川和子(東福門院)が後水尾天皇に嫁いだ折の婚礼行列と考えられる。これは公武和合を象徴するイベントであった。
注釈
6曲1双