画像提供元
作家/制作者
作品名/資料名
クリア
閉じる

作品詳細

クレジット表記
Photo : Kobe City Museum / DNPartcom
ご利用上の注意
ご利用内容により、画像提供元(美術館・博物館等)から事前に許可を得ねばならない場合があります。
コレクションNo.
KCM000049
作品No.
新南1951-仮002
画像No.
KCM000049
 
 
作品名
PLAN OF THE FOREIGN SETTLEMENT OF KOBE(神戸外国人居留地計画図)
 
 
作家名
J・W・ハート
 
 
分類
近代の神戸
年代
1872年(明治5年)
寸法
157.2×108.0cm
 
 
所蔵先
神戸市立博物館
画像データ
19.9MB
解説
イギリス人土木技師J. W. ハート(John William Hart, 1837年頃-1900)が、明治5年7月に完成させた、神戸外国人居留地の計画図です。外国人居留地とは、日本と通商条約を結んでいた国の人々(イギリス人、アメリカ人、ドイツ人など)が、居住や営業を許可された一定の区域のことです。神戸においては、「神戸町と生田川との間」(「兵庫港並びに大坂に於て外国人居留地を定むる取極」)に設けられました。

神戸外国人居留地の基本計画は、イギリス海軍の測量技師C. ブロックによって幕末より立てられ始めました。ハートはブロックの計画案を受け継ぎ、神戸外国人居留地の管理・運営を行う居留地行事局の顧問技師として、さらに都市整備を進めていきました。本図はそのようななかで作成されたものです。

本図では、周囲を含めて南北に8条、東西に5条の道路が設けられ、126の区画に分かれている居留地の様子が図示されています。細部をみると、歩道と(馬車などの)車道の区分、街灯や街路樹の位置、下水道の流路も示されています。居留地の東側には生田川の堤防跡を利用したレクリエーション・グラウンド(東遊園地)、海岸通にはプロムナードが整備されることになっており、より住みよい街づくりを目指した当時の人々の営為が感じられます。