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作品詳細

クレジット表記
Photo : Kobe City Museum / DNPartcom
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コレクションNo.
KCM000047
作品No.
30章-012
画像No.
KCM000047
 
 
作品名
天正かるた版木重箱
 
 
分類
南蛮美術
年代
版木:桃山時代 重箱製作:江戸時代
材質・形状
木製
寸法
全高20.5 縦14.3 横14.3 かるた1枚は6.4×3.5
 
 
所蔵先
神戸市立博物館
画像データ
27.7MB
解説
カルタは、南蛮貿易とともにもたらされ、射幸心をくすぐる遊戯に用いられた。語源はポルトガル語の「Carta(カードのこと)」である。その構成は、現在のトランプに近くパオ(棍棒)、コップ(聖杯)、オウル(貨幣)、エスパーダ(剣)という4種の紋標に、各々1~9の数字札と3枚の絵札(女官、騎士、王)があり、合計48枚でセットとなる。後世には図様も日本化するが、この版木はヨーロッパ製のおもかげをよく伝えている。同種の現物が1枚だけ滴翠(てきすい)美術館に現存し、「三池住貞次」の銘があるところから福岡県三池地方で作られたと推定されている。後世、朱漆をかけて重箱に仕立て、堆紅(ついこう)に見立てている。蓋は重箱に仕立てた時にあつらえられたもので、その様式から判断して江戸時代後期頃の組み立てと推定される。
注釈
池長コレクション【名品2008】、1合