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Photo : Kobe City Museum / DNPartcom
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コレクションNo.
KCM000040
作品No.
18章-並002もと
画像No.
KCM000040
作品名
三囲景
作家名
司馬江漢
作家名欧文
Shibak?kan
生没年
1747?1818
分類
江戸の浮世版画・銅版画
年代
天明3年(1783)
材質・形状
紙本銅版筆彩
寸法
28.0×40.4
所蔵先
神戸市立博物館
画像データ
33.9MB
解説
川舟を浮かべる隅田川を大きく配し、弓なりにはるかに続く隅田堤(づつみ)、一段低く左に三圍稲荷(みめぐりいなり)社の鳥居と参道を描く。奥に見える鳥居は牛の御前と呼ばれた王子権現社。川をはさんで右は隅田川左岸で、真乳山(まっちやま)からはじまり今戸橋を描き、今戸瓦焼の窯から立ち昇る煙を描写する。陽射しを受けてきらめく水面、川風の吹く堤、小梅村の田の中に立つ三圍社界隈の空気と光を、陰影をつけた銅版画の描線と、爽快な青の筆彩で表現している。本図は、江漢が蘭学者大槻玄沢の力を借りて『ショメール(蘭語訳の日用家庭百科事典)』『ボイス(科学技術事典)』の内容を訳読し、工夫を重ねて完成させた日本最初の腐蝕銅版画(エッチング)と考えられている。実像や文字を左右逆に表現しているのは、絵をいったん鏡にうつして見る反射式のぞき眼鏡に付属した眼鏡絵(めがねえ)であるため。
注釈
池長コレクション、1面