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作品詳細

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Photo : Kobe City Museum / DNPartcom
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コレクションNo.
KCM000027
作品No.
12章-並196もと
画像No.
KCM000027
 
 
作品名
風流無くてななくせ[遠眼鏡]
 
 
作家名
葛飾北斎
作家名欧文
KATSUSHIKA ,Hokusai
 
 
生没年
1760‐1849
 
 
分類
江戸の浮世版画・銅版画
年代
享和年間(1801〜04)
材質・形状
紙本木版色摺
寸法
36.8×24.8
 
 
所蔵先
神戸市立博物館
画像データ
34.2MB
解説
北斎(1760~1849年)の大首絵(おおくびえ)美人図のうち最も重要な作品。春朗(しゅんろう)落款の時代を過ぎ、画技がとくに充実する時期の作で、日傘(ひがさ)を手にしたお歯黒の武家の妻と、島田髷(まげ)の娘が大きく描かれている。娘は和製と思われる朱塗りの遠目鏡(とおめがね)をのぞいている。俵屋宗理(たわらやそうり)の画風を反映した、俗に「宗理風」と呼ばれる面長(おもなが)の美人を、伸びのある筆致で描き、優美な趣を生み出している。「ななくせ」とあるため7枚揃とも考えられるが、他に「ほおずき」と通称される図が知られるにすぎない。「ほおずき」には、大首絵の二美人と硝子(びいどろ)鏡と思われる小道具を描く。両図ともに娘が小さく口を開いた表情、新奇性に富む硝子器具をあしらうことで共通する。一枚ものの雲母摺(きらず)りは、北斎作では珍しい。
注釈
池長コレクション、1枚