作品詳細

コレクションNo.

KCM000023X04

作品No.

07章-図002

画像No.

KCM000023X04

 

 

作品名

解体新書

 

 

作家名

杉田玄白，中川淳庵校，石川玄常参，桂川甫周閲

 

 

分類

近世の東西文化交流

年代

安永3年(1774)

材質・形状

紙本木版

寸法

26.5×17.9

 

 

所蔵先

神戸市立博物館

画像データ

25.8MB

解説

オランダのG.ディクテン（Dicten）が蘭訳したOntleedkundige Tafelen（1734年版）をもとに、3年の歳月を費やし、杉田玄白・前野良沢・中川淳庵らによって漢訳を施したわが国最初の本格的な解剖書。28篇からなる本文4巻、序文と附図を載せる序図巻の都合5巻でなり、江戸の須原屋市兵衛により刊行された。原書は、ドイツの医学教師J.A.クルムス（Kulmus）が1732年に刊行した『解剖学表（Anatomische Tabellen）』である。図は秋田藩士小田野直武が携わっているが、ディクテンの蘭訳版やクルムスの原書には見られない西洋解剖学書からの図も引用されている。本書の成立経緯などについては、杉田玄白の回想録である『蘭学事始』に詳しい。

注釈

池長コレクション【名品2008】、5冊