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Photo : Kobe City Museum / DNPartcom
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コレクションNo.
KCM000022X003
作品No.
07章-軸005
作品名
燕子花にハサミ図_落款印章部分
作家名
佐竹曙山
年代
江戸時代、18世紀後期
材質・形状
絹本著色
寸法
89.9×29.8
所蔵先
神戸市立博物館
画像データ
12.6MB
解説
佐竹曙山<さたけしょざん>(1748~1785)は秋田藩8代藩主。幼名を秀丸、初名義直、のちに義敦と改めた。曙山は号。幼少の頃より狩野派を学び、絵画に強い関心を寄せた。小田野直武に洋画法の習得を命じただけでなく、自らも洋風画を描き、安永7年(1778)には日本最初の西洋画論を著した。燕子花<かきつばた>と西洋ハサミの取り合わせは一見奇妙であるが、銅版画風の線使いや色の濃淡による陰影、花器に付された影といった「西洋画法」を駆使した写実性と西洋そのものを象徴する「ハサミ」が共鳴して、伝統的な花卉図とは異なる新鮮な印象を与える。プルシアンブルーと胡粉<ごふん>を用いて陰影をつけた鮮やかな花色が印象的。
注釈
池長コレクション【名品2008】、1幅