作品詳細

コレクションNo.

KCM000009X04

作品No.

02章-屏004

画像No.

KCM000009X04

 

 

作品名

観能図

 

 

分類

南蛮美術

年代

桃山時代、17世紀初期

材質・形状

紙本著色

寸法

各106.5×425.8　

 

 

所蔵先

神戸市立博物館

画像データ

58.7MB

解説

従来は、豊臣秀吉が聚楽第に後陽成天皇(ごようぜいてんのう）を招いた「聚楽行幸」の場面と伝えられてきたが、近年、秀吉が文禄2年(1593)より行なった禁中能とする新説が提唱された。舞台上の演目は翁。右奥の御簾の中にいるのが後陽成天皇、手前の広縁で扇を広げているのが秀吉なのかもしれない。観客の中には南蛮人の一行が見られる。左に描かれている北野社は慶長12年(1607)秀頼による復興後の様子で、製作年代はそれ以降となる。秀吉の能好き、そして南蛮好きを追慕する風俗画のひとつといえる。

注釈

池長コレクション館蔵名品100選、8曲1双