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作品詳細

クレジット表記
Photo : Kobe City Museum / DNPartcom
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コレクションNo.
KCM000008X05
作品No.
02章-屏003
画像No.
KCM000008X05
 
 
作品名
花下群舞図
 
 
分類
南蛮美術
年代
桃山時代、17世紀初期
材質・形状
紙本著色
寸法
各149.3×352.7
 
 
所蔵先
神戸市立博物館
画像データ
57.7MB
解説
右隻は祇園(ぎおん)社、左隻は上賀茂(かみがも)社での花見の情景を描いた京名所遊楽図。社殿の景観は上辺へと押しのけられ、≪遊楽の諸相≫の方に主眼がおかれている。右隻では大黒天と恵比須(えびす)、左隻では南蛮人に扮装した人物を中心に風流踊(ふりゅうおどり)がおこなわれており、南蛮人に財福神としてのイメージがあることを推測させるが、南蛮の風物を好んでいた豊臣秀吉の遺風なのかもしれない。周囲には酒宴をはじめ、喫煙、双六(すごろく)、けんか、一服一銭、犬にほえられる猿曳(さるひき)、物乞い、高野聖(こうやひじり)、恋文を手渡すところ、蜂(はち)に襲われる琵琶(びわ)法師、腕相撲、宴会のための料理作りなど、実にさまざまな風俗が散りばめられている。金雲構成や松樹の形態から見て、慶長期(1596〜1615)後半の、狩野光信系の画家による作品と考えられる。
注釈
池長コレクション館蔵名品100選、6曲1双