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画像提供:林原美術館/DNPartcom
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コレクションNo.
HMA27X00002
作品No.
HMOA27X00002
画像No.
HMOA27X00002
作品名
観音堆朱香合
作家名
逸見東洋
分類
彫漆
年代
大正時代
材質・形状
木、漆、朱
所蔵先
林原美術館
画像データ
3.2MB
解説
堆朱の技法を用いて、観音像と漢詩を浮き彫りにした香合である。箱蓋裏には、岡山藩筆頭家老で、三猿斎と号し茶人としても知られた伊木忠澄(1818~1886)の知遇を得て「呑象」の号を賜り、古希になってその号を使うが、未だその恩に報いる仕事ができていない、との自戒を込めた言葉が記されている。忠澄のつけた「呑象」とは、江戸時代末から明治にかけて活躍した高松出身の漆工家、玉楮象谷(1807~1886)の「象」をとり、「象谷を呑んでしまう、象谷をこえる」、との意が込められたとされる。大正9年(1920)、東洋74歳の作である。参考文献:『林原美術館名品選』(平成29年4月1日発行)