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作品詳細

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画像提供:林原美術館/東京大学史料編纂所撮影/DNPartcom
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コレクションNo.
HMA11X00013X0031
作品No.
HMOA11X00013X0031
画像No.
HMOA11X00013X0031
 
 
作品名
石谷頼辰宛 稲葉一鉄書状(石谷家文書 巻第2)
 
 
作家名
稲葉一鉄
 
 
分類
書跡
年代
江戸時代
制作年
天正11年(1583)
材質・形状
紙本墨書
 
 
所蔵先
林原美術館
画像データ
3.4MB
解説
文頭に出てくる「小僧」とは、斎藤利三の息子の利宗(1567~1647)を指すと考えられる。天正10年(1582)6月2日におきた本能寺の変ののち、敗れて罪人となった利三の遺族を、「見捨て難し」として、一鉄が面倒を見ると述べている。その理由としては、一鉄の姪が利三夫人だったことや、稲葉・斎藤・石谷家が血縁関係で結ばれていたことが考えられる。「頑固一徹」の語源となったとも言われる一鉄の、親族を思う強い意志を読み取ることができる。また彼らは、一鉄の母親の菩提寺である、美濃国(現、岐阜県)華渓寺に匿われていたこともわかる。斎藤利三の遺族の同行を示す史料として興味深い。