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作品詳細

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画像提供:林原美術館/DNPartcom
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コレクションNo.
HMA09X00013X01
作品No.
HMOA09X00013X01
画像No.
HMOA09X00013X01
 
 
作品名
池田輝政画像
 
 
作家名
賛:雲居希膺(臨済宗妙心寺派高僧) 画:狩野尚信
 
 
分類
書跡
年代
江戸時代
材質・形状
絹本著色
 
 
所蔵先
林原美術館
画像データ
12.5MB
解説
束帯姿の池田輝政(HMA09X00013X01)を右幅、利隆(HMA09X00013X02)を左幅としたもので、同じ表具裂で仕立てられている。「利隆画像」に記された賛によれば、池田光政の弟の備後守恒元が、仙台藩主
伊達忠宗に雲居希膺への賛を依頼したことが知られる。忠宗の正室は恒元の叔母
(輝政女)にあたる池田振子であり、雲居は松島瑞巌寺の住持であった。また本
画像は二幅一対として岡山池田家に伝えられてきたが、もともとは中央に配され
る池田恒興画像(雲居希膺賛、狩野尚信画、鳥取県立博物館所蔵。鳥取池田家に
伝えられたもの)とともに、三幅対として制作されたものと考えられる。
 また「輝政画像」の賛では、関ヶ原合戦での活躍が詳しく触れられ、輝政の
「智謀勇略」が讃えられるのに対して、「利隆画像」では大坂の陣での「武功」
を取り上げるとともに、その性格が「淑均」(素直で偏らない)・「寛仁」(心
が広くて憐れみ深い)と賞され、「宇宙」や「天下」の動きを察して応ずること
のできる「英傑」と讃えられているのが印象的である。父利隆に対する恒元の思
いがよくくみ取られているものと思われる。参考文献:『林原美術館名品選』
(平成29年4月1日発行)