作品詳細

コレクションNo.

FCM1993B038260001

 

 

作品名

「当吾の亡霊東山桜荘子」

 

 

作家名

歌川国芳

作家名欧文

Utagawa Kuniyoshi

 

 

生没年

1797‐1861

 

 

分類

書画

年代

江戸時代　弘化4～嘉永5年(1847-52)

材質・形状

大判錦絵　台紙貼

寸法

36.4×25.4

 

 

所蔵先

福岡市博物館

画像データ

9.8MB

解説

　1993B03826～3828、1993B03863の4点は、嘉永4(1851)年に江戸・中村座で上演された歌舞伎「東山桜荘子」に取材した歌川国芳の作品。歌舞伎史上初の農民劇である「東山桜荘子」は空前の大当たりとなり、江戸近隣の農民たちがこぞって観劇したという。1993B03826～3828の3作品とも版元(浮世絵をプロデュースし、売り出す出版者)が異なっており、歌舞伎人気にあやかって浮世絵の出版が相次いだ事情がわかる。1993B03828でもこの作品でも、当吾の亡霊がいくつも描かれている。舞台では、早変わりや様々な仕掛けがあったのだろう。当吾役は四代目市川小団次が好演した。1993B03828も本作も、本来は3枚続の画面だったと思われる。【ID Number1993B03826】 参考文献:『幽霊・妖怪画大全集』

注釈

「一勇斎國芳画」「米良」「渡辺」（名主双印）版元：「上金」3枚続の内2枚（中）　参考文献:『幽霊・妖怪画大全集』掲載№057