作品詳細

コレクションNo.

FCM1993B030930002

画像No.

1993B030930002

 

 

作品名

幽霊図（部分）

 

 

作家名

落合芳幾

作家名欧文

Ochiai Yoshiiku

 

 

生没年

1833‐1904

 

 

分類

書画

年代

明治時代

材質・形状

絹本墨画淡彩　掛幅装

寸法

98.1×29.3

 

 

所蔵先

福岡市博物館

画像データ

22.8MB

解説

落合芳幾（1833-1904）は、河鍋暁斎とほぼ同年代の浮世絵師で歌川国芳の門人。同門の月岡芳年とともに血みどろ絵として有名な「英名二十八衆句」を共作している。この幽霊図は着想が独特で、窓から覗き込む女性の幽霊が、お歯黒をつけた口を大きく開いて恨み言を語りかけているようである。強烈な恐怖というよりは、得体の知れない薄気味悪さを感じさせる。幽霊がの定形にとらわれない異色作である。

注釈

参考文献:『福岡市博物館名品図録』　朱文方印「橘」　参考文献:『幽霊・妖怪画大全集』掲載№049　旧吉川観方コレクション