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作品詳細
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福岡市博物館所蔵 画像提供:福岡市博物館 / DNPartcom
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コレクションNo.
FCM1990Q00788
画像No.
1990Q00788
作品名
筑前国続風土記拾遺草稿
作品名欧文
Draft of Topography about Chikuzen Province
作家名
著者:青柳種春
分類
書籍
年代
江戸時代 江戸時代
材質・形状
端紙
所蔵先
福岡市博物館
画像データ
0.8MB
解説
福岡藩では、江戸時代を通じて三度、筑前国内の地理や歴史について調査編纂させた。時代順に『筑前国続風土記(ちくぜんのくにぞくふどき)』『筑前国続風土記附録(ちくぜんのくにぞくふどきふろく)』『筑前国続風土記拾遺(ちくぜんのくにぞくふどきしゅうい)』(以下『続風土記』『附録』『拾遺』と略す。)と呼ばれるもので、本資料は最後に編纂された『拾遺』の草稿である。『拾遺』は『続風土記』を原典としつつ、その加筆、訂正を主としたものであるが、さらに当時における古文書(こもんじょ)や、金石文(きんせきぶん)資料を数多く収録していることに特徴があり、先の二つの地誌に比べて非常に詳しいものとなっている。
この『拾遺』編纂の命は、『附録』を再吟味するということで文化(ぶんか)11(1814)年、福岡藩士青柳種信(あおやぎたねのぶ)に命ぜられた。調査には絵師1名を含む複数のメンバーが同行し、9年間にわたり村々を廻った。この調査と平行して『拾遺』の原稿作成が進められたが、種信の死により、編纂は中止された。しかし、彼の弟子、子息がその遺志を受け継ぎ、『拾遺』は天保(テンポウ)8(1827)年前後に成立した。なお、本館では約2000件の青柳種信関係資料を収蔵しており、それらの資料から青柳種信は藩を代表する国学者(こくがくしゃ)であるのみならず、彼の学問の分野が考古・歴史・和歌をはじめ多岐にわたるものであったことが知られる。
【ID Number1990Q00788】参考文献:『福岡市博物館名品図録』
注釈
4枚 袋入、台紙・しおり付 参考文献:『福岡市博物館名品図録』