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作品詳細
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福岡市博物館所蔵 画像提供:福岡市博物館 / DNPartcom
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コレクションNo.
FCM1988B00901
画像No.
1988B00901
作品名
牛馬図屏風(右隻)
作家名
作:衣笠守昌
分類
書画
年代
江戸時代
材質・形状
紙本墨画金彩 屏風装
寸法
竪149.2 横349.2
所蔵先
福岡市博物館
画像データ
9.6MB
解説
幕府や大名家に召し抱えられて各種の絵画や絵地図、絵馬などの制作に携わる絵師を御用絵師(ごようえし)という。福岡藩では、尾形(おがた)・衣笠(きぬがさ)・上田などの世襲の御用絵師がいた。この屏風はそのうち衣笠家の初代守昌(もりしげ)(?~1705)が描いた作品である。守昌の生年や出自は不明であるが、江戸狩野の中心的画家である狩野探幽(1602~74)に師事し、福岡藩はもとより、各大名家にとっても重要な事業だった元禄1O(1697)年の幕府の命による国絵図制作にあたっては、尾形家にかわって総裁を務めた。
無地の背景に馬3頭と牛5頭を画面一杯に描いているが、牛と馬だけの組み合わせでここまで大きく描く図様は珍しく、狩野派の遺品にも見あたらない。太くて力強い輪郭線で描かれた躍動的な馬の姿は絵馬の表現に通じ、輪郭線を用いずに墨の色面だけで捕かれた牛の姿は中国絵画の影響を受けている。いずれにせよ、それぞれの図像は古画から学んだもので、構図の雄大さから想像すると、室町時代末期から桃山時代にかけての頃にこうした牛と馬を組み合わせた大画面の図様があったのかもしれない。
【ID Number1988B00900】参考文献:『福岡市博物館名品図録』
注釈
6曲1双 (印章)「守昌之印」(朱文瓢印)(題簽墨書)「衣笠半助守昌群馬図」「蛇足軒」(白文方印) 参考文献:『福岡市博物館名品図録』