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福岡市博物館所蔵 画像提供:福岡市博物館 / DNPartcom
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コレクションNo.
FCM1986P00396
画像No.
1986P00396
作品名
絹布端切
作家名
使用者:田中
分類
服飾
年代
江戸時代 江戸時代ヵ
材質・形状
絹布、皮
寸法
(最大)19×19
所蔵先
福岡市博物館
画像データ
12.6MB
解説
城下町福岡が建設される際に、多くの職人が移住してきたなかで、甲冑職人として有名なのは慶長(けいちょう)9(1604)年に長政が京都から招いた岩井(いわい)氏である。6代藩主黒田継高(つぐたか)(1731~1781)のころ、岩井氏の中から定増(さだます)(源工)が分かれ田中氏を名乗った。定増は「御神器(ごしんき)」と呼ばれた長政の甲冑や、歴代藩主の甲冑修理に携わり、その子定勝(さだかつ)(厳)も10代斉清(なりきよ)、11代長溥(ながひろ)の甲胃の新製に携わった。それらの功で、最終的には藩のお抱え具足師として8石4人扶持を与えられている。資料として残っているのは甲胃製作のための様々な道具(竹製つまみ、のりへら、小万、坩堝(るつぼ))、革や金属製の小札(こざね)、威(おどし)糸、鎖、蝶番(ちょうつがい)、各種の革、博多織で作られた様々な布や模様の染められた革の一部、兜や具足の様々な型紙部分や雛型(ひながた)などが残されている。なかには藩主分修理の際の物も多い。この他、古文書類としては甲冑の注文を多数の家臣から受けた証文や覚類、製作のための材料発注関係の書状等が多数あり、あわせて具足師団中家資料となっている。
【ID Number1986P00396】参考文献:『福岡市博物館名品図録』
注釈
21点