DNPアートコミュニケーションズ
DNPアートコミュニケーションズ
|
ご利用ガイド
|
利用規約
|
料金表
|
マイページ
お問い合わせ
English
ご利用ガイド
利用規約
料金表
マイページ
お問い合わせ
画像提供元
作家/制作者
所蔵先
作品名/資料名
検索する
クリア
閉じる
作品詳細
クレジット表記
福岡市博物館所蔵 画像提供:福岡市博物館 / DNPartcom
ご利用上の注意
ご利用内容により、画像提供元(美術館・博物館等)から事前に許可を得ねばならない場合があります。
戻る
印刷する
コレクションNo.
FCM1984B00692
画像No.
1984B00692
作品名
版画「川上音二郎書生演劇」
作品名欧文
Color Print, Kwakami Otojiro Singing Oppekepe-Song
作家名
作者:小国政
分類
書画
年代
明治時代 発行明治24(1891)年7月1日
材質・形状
紙本木版色摺 メクリ
寸法
36.6×48.8
所蔵先
福岡市博物館
画像データ
10.9MB
解説
川上音二郎が「オッペケペー」を演じる様子を描いた錦絵(にしきえ)。音二郎の生家は博多の商家で、祖父は藍玉問屋を営み、名字・帯刀(みょうじ・たいとう)を許されたという。音二郎は数えの14才で家を出て上京、増上寺(ぞうじょうじ)の小僧、慶應義塾(けいおうぎじゅく)の学僕、巡査などを経て、自由民権運動の運動家となり、明治21(1888)年頃大阪で「オッペケペー」という語りで売り出した。語りの途中に「オッペケペー」という囃子文句が入ることがその名の所以である。彼らの舞台は「壮士芝居(そうししばい)」とか「書生演劇」などと呼ばれ、政治思想の普及という目的が強かった。したがって「オッペケペー」も「権利幸福嫌いな人に自由湯(党)(じゆうとう)をば飲ませたい」と、内容も諷刺(ふうし)が利きすぎている。この錦絵に「中村座大当」とある中村座は東京浅草の芝居小屋で、川上一座はこの錦絵が発行される直前の明治24年6月東京に進出、中村座で興行した。この時も7月6日頃には「台詞(せりふ)外の事を演述」した廉(かど)で一時公演が中止されている。このような反体制的な振る舞いは、見方を変えれば世相を敏感に取り入れていたことの現れとも言える。明治32年に唐突に渡米した時も派手な立ち回りや妻貞奴(さだやっこ)の踊りで人気を得た。まったく常にポジティブな人である。
【ID Number1984B00692】参考文献:『福岡市博物館名品図録』
注釈
参考文献:『福岡市博物館名品図録』