作品詳細

コレクションNo.

FAM6XHAX95X1

作品No.

6-Ha-95

画像No.

6-Ha-95_1

 

 

作品名

志野矢筈口水指　銘「末広」

 

 

分類

陶磁

年代

桃山時代

材質・形状

陶器・壺

寸法

高さ19.5　口径19.6

 

 

所蔵先

福岡市美術館

画像データ

1.0MB

解説

　分厚い口造りの矢筈口水指で、ふっくらと張った胴につるし柿とウンスンカルタの文様を描いている。内部から裾にかけて白い不透明な志野釉をたっぷりと掛け、口部や裾回りの露胎部にはほんのりと焦げた火色が生じている。内部には掛け外しがあり百草土独特の白い露胎部がみえる。胴の中ほどには箍をかけたようにわずかに盛り上がった紐状の帯をめぐらし、裾にも例によって箆彫りの段が巡っている。糸切の跡が残る平らな底は中央がわずかに窪み、三方にがっしりとした猫足風の足を付けているのは志野水指として類例が少ない。内箱蓋裏に※啄斎が「志の水さし／末廣／啄（花押）」と墨書している。