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作品詳細

クレジット表記
画像提供:福岡市美術館 / DNPartcom 撮影:山﨑信一
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コレクションNo.
FAM6XHAX65X1
作品No.
6-Ha-65
画像No.
6-Ha-65_1
 
 
作品名
志野筒茶碗 銘「露香」
 
 
分類
陶磁
年代
桃山時代
材質・形状
陶器・碗
寸法
高さ9.8 口径10.3 高台径5.4 重さ430g
 
 
所蔵先
福岡市美術館
画像データ
1.2MB
解説
志野茶碗としては比較的類の少ない筒茶碗で、小振りにつくって口部を沓形に歪め、胴中ほどに箆削りをめぐらしている。手捏ね風に成形した自由で奔放な造形感覚は本碗の大きな特色である。口縁部は丸縁風に厚くつくり、内外に白釉をたっぷりと掛けている。高台脇から下は露胎とし、百草土のやわらかな土味を見せている。底は低くざっくりと削り出して高台内を無造作に浅く刳っている。絵付けは口縁に連珠文をめぐらし、胴まわりに芦と木賊を粗放な筆致で表わしているが、発色は濃く強い調子を呈してところどころに金気色を生じている。銘は明治の実業家で美術品の蒐集で名をはせた平瀬亀之輔(露香)の旧蔵に因んで耳庵が命名したもの。