作品詳細

コレクションNo.

FAM6XHAX60X1X3X2

作品No.

No.6-Ha-60

画像No.

No.6-Ha-60_1

 

 

作品名

高麗雨漏茶碗つぎはぎ更紗包裂

 

 

年代

朝鮮王朝時代 15-16世紀

 

 

所蔵先

福岡市美術館

画像データ

12.8MB

解説

総体に薄造りで均一な厚さに成形した椀形大振りの茶碗である。高台脇から下をのぞいて玉子色を呈する白釉を滑らかに掛けている。釉薬には全面に粗い貫入が生じ、数本のひび割れに添って広い範囲に発達した大きな雨漏が景色をなしている。腰にふくらみをもたせて成形し、口縁は端反りでかすかな段がついている。高台は竹節をなし、大振りで低めに削り出し、高台内は兜巾を立て粗い縮緬を生じていて、この茶碗の見どころのひとつとなっている。見込みは広く、中央に円形の茶溜まりがついており、その周縁に添って目跡が四個残っている。内箱蓋表裏の金粉字形は松平不昧公筆と伝えられている。

注釈

松永コレクション