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作品詳細

クレジット表記
画像提供:福岡市美術館 / DNPartcom 撮影:山﨑信一
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コレクションNo.
FAM6XHAX58X2
作品No.
6-Ha-58
画像No.
6-Ha-58_2
 
 
作品名
柿蔕茶碗 銘「白雨」
 
 
分類
陶磁
年代
朝鮮王朝時代
材質・形状
陶器・碗
寸法
高さ7.5 口径14.2 高台径5.6 重さ292g
 
 
所蔵先
福岡市美術館
画像データ
1.6MB
解説
口縁をわずかに抱え込み、胴の中ほどに強く段をつけた腰の高い茶碗である。砂混りで鉄分の多い赤褐色の胎土を使用し、腰から上を薄手に作るが、高台はやや高く厚みをもって削り出す。高台内部は丸く深く削って中央に兜巾を高く立てる。起伏の変化に富んだ外形にくらべ、内部はなめらかに見込み深く轆轤挽きしている。釉薬は灰青色の透明釉を全体に薄く掛け、胴部にはむらむらが生じて変化に富んだ釉調を見せている。力強い作行と表情のゆたかな肌が本碗の大きな見どころである。『雲州名物記』上之部に、「へた白雨、谷権 五百両」と記載するものに当たると思われ、雲州松平家御用の道具商、谷松屋権兵衛休芳から五百両で購ったことがわかる。