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作品詳細
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画像提供:福岡市美術館 / DNPartcom 撮影:山﨑信一
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コレクションNo.
FAM6XHAX51X2
作品No.
6-Ha-51
画像No.
6-Ha-51_2
作品名
唐物肩衝茶入 銘「松永」
分類
陶磁
年代
明時代
材質・形状
陶器・小壺
寸法
高さ7.9 胴径6.4 口径3.2 底径3.0 重さ98g
所蔵先
福岡市美術館
画像データ
1.1MB
解説
松永の銘は、戦国武将で茶器名物の蒐集で知られる松永弾正少弼久秀の所持に由来する。姿はなで肩で腰のあたりをやや膨らませ裾すぼまりとしている。甑は低くすっきりと立ち上がって捻り返しが強い。柿色をおびた光沢のある褐釉を土見少なく掛け、肩周りには枇杷色がかった柿釉がむらむらと重なり、置形はその中の一条がなだれて裾まで延び灰色の露を結んでいる。胴紐はやや高めに明瞭に巡らす。胎土は赤みが強くねっとりとした緻密な土である。畳付きは板起し。外箱蓋裏には「古の茶入平瀬露香翁愛蔵之器奈里/弌玄庵 記之」と大阪の茶道具商・戸田露朝が記しており、『一玄庵版窯分け』の「唐物肩衝」の項に「松永」の名をあげている。