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作品詳細

クレジット表記
画像提供:福岡市美術館 / DNPartcom 撮影:山﨑信一
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コレクションNo.
FAM6XHAX110
作品No.
6-Ha-110
画像No.
6-Ha-110
 
 
作品名
上野割山椒形向付
 
 
作家名
上野焼 釜ノ口窯
 
 
分類
陶磁
年代
桃山時代
材質・形状
陶器・碗
寸法
高さ7.6 径11.0 高台径4.8(各)
 
 
所蔵先
福岡市美術館
画像データ
1.2MB
解説
 山椒の実が熟れてはぜたさまに象った器形で、三方割りに大きく側面部を切り取り先端をわずかに内側に押さえている。胴部には箆で数本の筋を巡らせ、全体に灰釉をたっぷりと掛けてやわらかく焼き上げている。釉調は還元炎で灰青色にやや堅く焼上がっているものと、淡褐色に酸化炎でやわらかく焼上がっているものとがあり、裾まわりはかせたようになっているものが多い。高台も大きく三方割りとしている。かつては唐津焼と考えられていたが、近年上野焼の窯跡から類似陶片が出土したことにより、陶籍が変更されたものである。『松屋会記』寛永十七年四月十七日の細川三斎の茶会には「コクラヤキ皿」として割山椒形の碗の略図が記されている。