作品詳細

コレクションNo.

FAM6XHAX108

作品No.

6-Ha-108

画像No.

6-Ha-108

 

 

作品名

志野四方向付

 

 

分類

陶磁

年代

桃山時代

材質・形状

陶器・鉢

寸法

高さ5.0　幅8.8 （各）

 

 

所蔵先

福岡市美術館

画像データ

1.5MB

解説

　丈の低い四方入隅碁笥底式の向付四客で、胴には遠山文様、木賊、檜垣、沢瀉、野草などの絵を自由闊達な筆使いであらわしている。やわらかく溶けた白い釉膚から濃く薄く滲むように文様が浮き出ており、それぞれに絵志野特有のやわらかく雅味のある景を見せている。この種の向付は轆轤挽きしたものを型にいれて成形したものとみえ、四客のうちの一客の内部に布目が残る。ともに比較的薄く作っていて手取りは軽い。四客のうち二客は高台内に、他の二客は高台の周りに丸い目跡が三つ残る。またいづれも中に他の小物を入れて焼いたと見え、見込みには小さな目跡が三つ見える。