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画像提供:福岡市美術館 / DNPartcom 撮影:山﨑信一
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コレクションNo.
FAM4XHBX33
作品No.
4-Hb-33
画像No.
4-Hb-33
作品名
松竹藤文蒔絵広蓋
分類
漆工
年代
江戸時代
材質・形状
木胎漆塗 ・盆
寸法
縦55.1 横59.3 高10.5
所蔵先
福岡市美術館
画像データ
47.7MB
解説
広蓋とは衣服を納める大型の盆で、鎌倉時代以降、公家や大名の調度として公式な場で広く使用された。本器は梨子地に金高蒔絵で松竹藤図を表わしており、図様の間隙に藤巴紋と本多立葵紋を散らしている。高蒔絵や平蒔絵、金銀の金貝に切金などの技法を駆使し、総体にきわめて精緻な造りを特徴としている。文様も主文の他に土筆や蒲公英など矮小な草花を精細な表現で表しており、図様は絵画的な写実味をそなえ決してパターン化していない。宝永2年(1705)9月に大和(現奈良県)郡山藩主本多忠常の娘と結婚した吉之(4代藩主綱政の世継ぎ)の婚礼時に調えられたものであろう。